概要
近年のコロナ禍により、企業の採用活動は大きく変化しています。
とくに非対面で済むオンラインでの採用活動が注目を浴び主流となっていることで、
「Webでのやり取りだと人柄がわかにくい」
「選考において、あまり記憶に残らない」
「実際会ってみたら、思っていたのと違う印象だった」
などと頭を悩ませているのではないでしょうか。実際に当社においても、応募者との接触時点から選考フェーズまでの各所で、オンライン採用活動における採用担当者の悩める声を耳にする機会が増えています。そんな悩みを解決するために、この記事では当社のクライアントで利用しているおすすめ「録画選考」ツールをご紹介します!録画選考とWEB面接の違いや録画選考ツールの特徴、実績を出した効果的な使い方に至るまでを解説しますので、録画ツールの導入をお考えの方はぜひ参考にしてください。
【目次】
- 録画選考(動画選考)とは
- 「録画選考(動画選考)」ツールの特徴
- ①スマートフォンで、指定されたURLに接続し、質問に答えるだけ
- ②動画またはテキストで質問を設定し、応募者へメールで送信するだけ
- ③録画データとして共有も行え、効率的な応募者のスクリーニングが可能
- 「録画選考(動画選考)」ツール使い方のご紹介(当社実績より)
- ①会社説明会後の選考の意思表示として
- ②選考の材料の一つとして
- 「録画選考(動画選考)」ツールをうまく活用し内定の歩留り率を向上しよう
録画選考(動画選考)とは
録画選考とは動画選考ともいい、応募者が録画した動画を企業に提出して行う選考方法です。
動画内容は主に自己PRや質疑応答など、企業によって指定された内容を応募者が回答する姿を自ら撮影します。一見、SkypeやZoomを使った「WEB面接」と似ているようですが、WEB面接はオンライン上でリアルタイムに面接官と接するのに対し、録画選考はリアルタイムで面接官とやりとりする場面は一切ありません。リアルタイムでのやりとりがあるかどうか、がポイントとなります。なお、企業によっては「動画面接」や「自己PR動画」とも呼ばれ、採用活動の手段として取り入れられています。
「録画選考」ツールの特徴
録画選考ツールには、どんな特徴があるのかを3つご紹介します。
①スマートフォンで、指定されたURLに接続し、質問に答えるだけ
動画を撮影するといっても、本格的なカメラは必要ありません。スマートフォンから指定されたURLに接続するだけで、簡単に撮影ができるため、応募者の負担も軽くすみます。スマートフォンさえあれば、どこでも好きな場所で撮影ができるので、遠方にいる応募者へもアプローチが可能です。遠方にいる応募者にとってみれば、交通費や宿泊費がかからないため、双方にとって大きなメリットとなります。
②動画またはテキストで質問を設定し、応募者へメールで送信するだけ
録画選考するにあたり、企業側にも準備が必要です。質問内容や録画してほしい内容を決め、動画やテキストで応募者へ一斉にメールすれば準備は完了です。これまでのように面接会場の設定から準備、日程のやりとりをする必要はありません。動画の内容は応募者共通でよいので考える手間も少なく、最低限のやりとりで済むため、時間をかけずに効率よく採用活動をおこなえます。また、ツールの操作自体もわかりやすい作りになっており、企業と応募者どちらからも簡単に操作できます。
③録画データとして共有も行え、効率的な応募者のスクリーニングが可能
リアルタイムではその場限りになりますが、録画選考だと動画を消さなければ何度も確認することができます。対面面接だと応募者一人ひとりに時間が必要になり、採用担当者はかなりの時間を拘束されます。しかし、録画選考ツールを利用すれば時間の拘束が軽減されるため、採用担当者の負担が減ります。また録画した動画をデータ化しているので共有もしやすく、公平性のある効率的なスクリーニングが可能なのです。
面接のプロセスの一つを「録画選考」に変えることや、これまでの選考プロセスや応募者とのコミュニケーション手段の一つとして使うことも可能と考え、今期から導入いただくクライアントも大きく増えました。
BioGraph 録画選考ツール
https://www.biograph.jp/recording_interview/
「録画選考(動画選考)」ツール使い方のご紹介(当社実績より)
それでは実際に録画選考ツールをどのように活用しているのか、使い方をご紹介します。
①会社説明会後の選考に向けての意思表示として
例年、会社説明会後のアンケートで選考への意思確認をしていました。しかし、アンケートの未回収や、選考意思を確認したのにもかかわらず、その後に連絡が取れなくなることも少なくありません。選考に向けて考えるとあまり効率がいいとは言えず、歩留まりの悪さが課題になっていました。そこで、今回の「録画選考」ツールを提案したところ、課題解決への足掛かりとして良い成果を生みだすことに成功しています。これまでより応募者の意識が向上し、企業への関心や意欲あふれる応募者が残るようになりました。
②選考の材料の一つとして
採用活動のオンライン化に限らず、選考通過や内定出しの判断を下すのは難しいものです。最終選考の対面面談の前に、評価結果の照らし合わせをしようと思っても、オンラインだけのやりとりだけでは評価を決めにくい傾向にあります
やはり対面に比べるとオンライン上では印象が薄くなってしまい、これといった決め手が見つからず頭を悩ませることもあるでしょう。そこで、もっと応募者を知るための選考材料ツールの一つとして、「録画選考」ツールの利用をご提案しました。
すると、これまでは印象に残りにくかった応募者をより深くまで知ることが可能になり、企業に相応しい必要な人材であるのか判断しやすくなりました。その結果、スムーズな選考が実現でき、採用活動の成果向上に結びついています。
「録画選考(動画選考)」ツールをうまく活用し内定の歩留り率を向上しよう
近年では採用活動の中で大きな課題となっている内定辞退の増加ですが、オンライン化によりますます加速する流れが予測され、思わず頭を抱えているのではないでしょうか。課題をクリアするのは一筋縄ではいきませんが、今回ご紹介した「録画選考」ツールはそのきっかけになるのではないでしょうか。これまではオンライン上では分かりにくかった応募者の人柄や意欲を確認でき、また応募者としても企業に対しての熱意や関心をアピールできます。お互いを知るためのコミュニケーションツールとして有効であり、この先さらに必要になるものと考えます。
今後もこの場で成果をお伝えしますので、ぜひ採用活動の参考にしてください。
当社は採用活動におけるさまざまな悩みに対して解決すべく、各社協力のもとで新しいツールの選定やご提案を積極的におこなっています。
採用管理システム(ATS)やブランディングツール、気になるツールについての質問など、リクエストを受け付けていますので、ぜひご意見お待ちしています!
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