概要
ここ近年のダイレクトリクルーティング(DR)への注目度は、皆さんご存じのとおりです。当社でも、23卒からお付き合いさせていただく企業様が以前より大きく増えました。24卒から初めて利用するという企業様ももちろんですが、以前から使っていたけど結果が出ないので、運用代行を含めて検討している企業様が非常に多くて驚いたのを覚えています。新たにダイレクトリクルーティング(DR)を始めるにあたって、以前の使用状況をヒアリングすると「ツールの機能を誤解している?もしかして、もったいない使い方をしていたのでは?」といった実態であったことが判明しました。これを機にダイレクトリクルーティング(DR)の実情をお聞きしましたので、この記事では、ありがちなNG行動の中で代表的なもの5つを「やってはいけないシリーズ」として共有させていただきます。
【目次】
- やってはいけない?「ダイレクトリクルーティング」5つのNG行動(DR)
- まとめ
〜その①紹介文は会社概要からコピペで簡単OK
やってはいけない?「ダイレクトリクルーティング」5つのNG行動
ダイレクトリクルーティングのツールには、必ず会社の紹介をするページや文章を登録するスペースがあります。テキストのみで紹介するツールもあれば写真や動画、スライド資料などが設定可能なツールなど、使用するツールごとに違いがあります。
この紹介文のスペースは、スカウトを受け取った学生が特に興味をもって見る部分です。自分はどんな企業からスカウトメールがきたのか、を確認しない学生は少ないでしょう。それほど、ほとんどの学生が目を通すスペースです。したがって、より学生に訴えかけるような内容であり、また次のステップへと繋げられるような印象的なものである必要があります。せっかく企業をアピールできる場所なのに、すでにナビやホームページといったメディアで発信している内容をコピペしたものだと、損をしている状態と言えます。紹介文のスペースは、企業の情報を学生にアピールできる貴重なスペースです。使用するツールのスペースや情報量に適した内容で、最大限訴求力のある発信を心がけましょう。
〜その②便利なテンプレートの使いまわし
やってはいけない?「ダイレクトリクルーティング」5つのNG行動
「学生にどんどんスカウトメールを送りたいけど、時間がかかるので厳しい」など時間的な制約を理由に、学生に送るスカウトメッセージをテンプレート(定型)のまま送ってはいませんか?もしテンプレートを使用して同じメッセージを送っているのなら、今すぐに止めましょう。確かにテンプレート(定型)は便利で作業時間の短縮になるため、多くの学生にメッセージを送れますが、残念ながら得策ではありません。
ここ近年、ダイレクトリクルーティング(DR)は多くの企業が活用し、それに伴い学生側もダイレクトリクルーティング(DR)に触れる機会が増えました。企業と学生、双方にとって採用の競争力が高まっている中、スカウトの段階でどれだけ他社と差別化を図れるかが重要です。そのためには、まずはスカウトしたい学生のプロフィールをしっかり読み込みましょう。そのうえで、スカウトメールのタイトルから本文まで、学生一人ひとりを意識したメッセージを送るよう心がけましょう。
〜その③ターゲットを絞り込みすぎる
やってはいけない?「ダイレクトリクルーティング」5つのNG行動
母集団形成の施策としてダイレクトリクルーティング(DR)を採用している企業の多くは、「母集団の拡大」が念頭にあると思います。母集団を拡大すれば優秀な人材と出会える可能性が高まるため、採用活動において重要視される部分です。しかし採用活動の原則は、「裾野は広く」なのです。
様々な条件を入れて該当する学生をピックアップし、スカウトメールを送るのがダイレクトリクルーティング(DR)の基本です。ところが、対象となる学生の絞り込みに時間をかけるあまり、1日5通ほどしか送れないといった声を耳にします。このような、ターゲットを絞り込み過ぎて人数を制限してしまっている使い方は、非常にもったいない状態なのです。
こうした状況を避けるべく、学生を検索する際の条件を広く設定し、ピックアップする学生の幅をもたせるようにします。理想的な目安は1日に10~20件ほどスカウトメールを送れるくらいの人数です。まずは立ち上がり1か月の間にしっかりと数を送り、スカウトに対して学生からの承諾数などの反応や、その後の説明会への参加率をチェックしてみましょう。その結果次第でターゲットを減らしたり、さらに増やしてみたりと検討していく流れが、ダイレクトリクルーティングツールの望ましい使い方と考えます。
〜その④採用スケジュールが曖昧
やってはいけない?「ダイレクトリクルーティング」5つのNG行動
これまで多くの企業様をサポートしてきた中で、「まずはスカウト後の承諾をもらってから次のアクションを考える」といった企業様がいました。すでにダイレクトリクルーティング(DR)を行っていた前年も、「承諾した学生数に応じて、説明会のスケジュールを調整していた」とのことでした。一見よくある流れですが、実はNG行動の1つなのです!せっかくスカウトに力を入れて人数を集めたところで、思うような成果に繋がりません。
ダイレクトリクルーティング(DR)でより成果をだすためには、学生が承諾をした段階でお礼と共に、次なるアクションを明確に提示することが重要です。スカウトで当社への興味をもってもらったタイミングだからこそ、次のアクションへの参加率も期待できます。あらかじめ、スカウト前に説明会の日程から選考プロセスまで、採用スケジュールを明確にしてから採用活動に取り組むことが成功のカギです。
〜その⑤学生との距離感
やってはいけない?「ダイレクトリクルーティング」5つのNG行動
会社説明会を実施するうえで、スカウトした学生以外に他の媒体やイベントなどから学生が参加する場合もあると思います。その際、学生との距離感に差がでないようにご注意ください。特にメッセージだけのやり取りが主であるダイレクトリクルーティング(DR)は、対面でのスカウトとは違い距離感を感じてしまう傾向があります。だからこそ参加してくれた学生には、「いつも早いレスポンスありがとう」などと一声かけてみるのが効果的です。参加に至るまでのメッセージのやり取りなどを事前に確認しておくと会話が弾みますし、学生としても認識してもらえていると感じ、企業に対して良い印象をもちます。できるだけ一人ひとりを把握し、ある程度の距離感を保つように心がけましょう。こういったやり取りはオンラインでも対面でも有効な手段なので、意識しておくと後々役に立ちます。
まとめ
ダイレクトリクルーティング(DR)は、どうしても工数がかかるものです。それゆえに手が回らず、便利な機能に頼りきったツールの使い方になってしまい、自社の訴求力が欠けているケースがよく見受けられます。その結果、他のスカウトに埋もれるような運用となり、満足のいく採用活動とは程遠い状況に陥るのです。ここに挙げた5点は、こういった避けるべき状況が原因となって発生しています。
もっと言えばダイレクトリクルーティングツール自体を理解しきれていない、スカウトを送りきれていない、予定通りにやりきれていないという話もよく耳にします。せっかくダイレクトリクルーティングツールを取り入れても、効果的に活用できないのであれば意味を成しません。そうならないためにも、ダイレクトリクルーティングツールの活用はプロにサポートを任せるのがおすすめです。各企業の状況に応じた取り組み方、現場の負担にならずに効果をあげる方法などを提案できるほか、運用代行も含めて承っています。以前に失敗したがまたトライしたい、今後の採用活動のために取り組みたいとお考えであれば、ぜひ実績のある当社に気軽にお声かけください!
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