概要
昨年に引き続き、24卒のダイレクトリクルーティング(DR)運用代行についての問い合わせを数多くいただいています。例年より2か月ほど早くダイレクトリクルーティング(DR)運用代行も始まり、いよいよ早期活動組の山場を迎える時期となりました。ここ1か月は採用活動のキックオフに追われていましたが、そのなかには「今後の採用活動は大丈夫だろうか?」と、弊社が心配してしまうほどの準備が充分でない企業様も見受けました。
前回は運用代行を検討する際の事業者選びについて解説しましたが、今回は運用代行を依頼する求人企業様側にスポットをあてて説明いたします。運用代行を依頼する際の社内準備や気をつけるべきポイントをお伝えしますので、ダイレクトリクルーティング(DR)の運用代行をお考えの方は、ぜひ採用活動の参考にしてください!
【目次】
- 大丈夫?ダイレクトリクルーティング(DR)運用代行(求人企業編)ダイレクトリクルーティング(DR)運用代行の成功のポイント
- ① : 採用活動としての準備
- ② : 学生の立場に立った取り組み
スカウトした学生が説明会へ来社した場面(NG編)
スカウトした学生が説明会へ来社した場面(Good編)
- 大丈夫?ダイレクトリクルーティング(DR)運用代行のまとめ
採用活動としての準備
ダイレクトリクルーティング(DR)の運用代行を依頼し採用活動を始めるにあたり、まずは入念な下準備が必要です。スムーズに採用活動を進めるためにも、以下の項目においては準備万端にしておきましょう。
❶ 採用ブランディングの整備→アピールポイントやキャッチフレーズをもって採用パンフレットや動画等の制作
❷ インターンシップや説明会の日程確保→2〜3か月先までが理想
❸ 初回接触から最終面談までの採用プロセス→オンライン会社説目会、個別面談、グループ面談等・・。
上記に挙げたのはダイレクトリクルーティング(DR)だけにかかわらず、採用活動スタート時には整備されているべき項目です。しかし、実際のところは「おおよそは決まっているものの、各日程の確保まではできていない」「資料やパンフレットの準備はこれから」と、一部しか整備されていない準備不足の企業様が多く見受けられます。早期から活動する企業様ならではなのかも知れませんが、早く始めることばかりにとらわれすぎて、準備段階のスケジュールを十分に確保できていないのが主な原因です。きちんと準備段階からスケジュールを組み、採用活動に必要な項目を整備したうえで、スカウトも着実に活動をスタートさせることをおすすめします。
これまでにも、準備不足な状態でありながら採用活動を始めようとする企業様から、「スカウトして承諾だけ取って、あとから日程を送るのはどうですか?」との相談がありましたが、当社ではハッキリと「ダメです!」とお伝えしています。
おそらく企業様としては、承諾した学生を一定数プールしてから順次対応していこう、という考えなのでしょう。しかし、スカウトの承諾からの対応スピードが遅ければ遅いほど、学生はどんどん離れていきます。最初の接触以降に何も対応がないと、日を追うごとに企業への興味は薄れていきますし、スカウトへの不信感も募っていきます。これでは、スカウトしている意味がありません。スカウトして承諾を得たら、すぐに次のステップを提案し、学生との接触を実現させる流れを生みだせるのがダイレクトリクルーティング(DR)の強みです。企業に必要な人材を逃さないためにも、採用活動前に可能な限りの準備をお願いします!
学生側に立った取り組み
ダイレクトリクルーティング(DR)の運用代行を依頼する際の気をつけるポイントとして、学生側に立った取り組み方を意識するようにしましょう。学生側に立った取り組みとはどういったものかをイメージできるよう、例として1つエピソードをご紹介します。最近、とある企業よりスカウトを受けた学生から聞いた話なのですが、その学生はスカウトされた企業の説明会に行った先で、以下のようなやりとりがあったようです。
非常に困ったもので、この企業は興味を持って来てくれた学生に対して、最悪な対応をしてしまいました。学生としては、「自分のプロフィールを見てスカウトしてくれた」ことに対して、少なからず期待をもって説明会に足を運んでいます。にもかかわらず、「スカウトしたのは代行業者だからわからない」と言われてしまったら、どう思うでしょうか?企業に対してはもちろん、スカウトを提供するツールにも不信感を抱くでしょう。実は、こういったケースは珍しいことではないのが実情です。最近では「スカウトは代行業者がしていると知ってツールへの不信感を持った」と、学生側からの声がツール提供各社に届いているようで、企業に対して注意喚起がありました。
採用経路別の説明会の実施、説明会に参加する社内スタッフ間の認識合わせなど、受け入れる学生のことを一番に考えて採用活動をおこなうことが重要です。
つぎに、インターシップや説明会など学生と接触する際のやりとりとして、一番望ましい流れをご紹介します。
このようなやりとりができると、学生にとって非常に好印象です。しっかりと自分を認識してもらえていると感じ、好意的な目で企業を見てくれます。最初の接触以降のやりとりで、学生を離さずにいられるかは採用担当者の腕の見せ所であり、採用を成功させる鍵とも言える部分です。
当社では、インターンシップや最初の説明会の前日に企業様と参加者リストを共有するため、学生目線での採用活動が十分に可能です。さらに共有する際には、採用担当者に参加する学生のプロフィールをはじめ、スカウト時のやりとりにも目を通しておいてください、とお伝えしています。参加者リストには基本的な学生情報のほかに、実際に代行担当者が感じた学生に対してのコメントも入れています。「毎回スピーディーな対応と丁寧なやりとりができて、気持ちの良い学生です」など、代行者が得た学生の印象や特徴を細かく記載するため、企業側としても学生を把握しやすいメリットがあります。
ダイレクトリクルーティング(DR)の運用代行は、いかに企業と学生の出会いの数と質を高められるか、が重要となるサービスです。企業側が受け入れ準備を万全に整え、学生の気持ちを考えて接することで、ダイレクトリクルーティング(DR)の本来の価値が得られるでしょう。
大丈夫?ダイレクトリクルーティング(DR)運用代行のまとめ
前回を含め2回に渡り、「大丈夫?ダイレクトリクルーティング(DR)運用代行」についてお届けしました。採用活動のための準備や運用代行事業者選びの基準など、自社ではどこまで社内で認識されてたでしょうか?ダイレクトリクルーティング(DR)の運用代行といっても、すべてを運用代行業者に丸投げできるものではありません。依頼する前には、ある程度の準備が必要ですし、運用代行事業者によっては対応しているサービスや、担当者が抱える企業数にも違いがありました。ダイレクトリクルーティング(DR)運用代行を利用するならば最善の成果に繋げてほしい、というのが当社の考えであり、その考えに基づいた価値のあるサービスを提供しています。当社ではスカウト部分だけに限らず、ダイレクトリクルーティング(DR)を運用するうえでの採用活動全般に対して、幅広く支援しています。採用活動に対して不安や疑問などあれば、お気軽にオンライン相談をご利用ください。ぜひお待ちしています!
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